2017.04.05

「武装少女マキャヴェリズム」放送開始記念!メインキャストよりアフレコインタビューが到着!

アフレコ現場からメインキャストのコメントが到着!納村不道役の畠中祐さん、鬼瓦輪役の高田憂希さん、亀鶴城メアリ役の北原沙弥香さん、眠目さとり役の西田望見さん、花酒蕨役の日高里菜さん、因幡月夜役の日岡なつみさん、天羽斬々役の松井恵理子さんに作品やキャラクターについてお伺いしました。


  • ▼まず、ご自分が演じられた役の魅力を教えてください。また、その魅力を引き出す上で、演じる際に心がけたことを合わせてお聞かせください。
    • 日高:蕨ちゃんはビジュアル的にはいちばん幼い、ロリっぽい、可愛らしい見た目なんですけど、でも他のキャラクターより年上の3年生です。そのギャップや、自分のことを「わらわ」と呼んだり、語尾に「~じゃぞ」と付けたりする、昔っぽい言葉遣いが他のメンバーにない魅力かなと思います。演じる上で気をつけているところは、蕨のテンションの高さですね。原作を読んで私自身が想像していたよりも、スタッフさんからのディレクションで「もうちょっとやっちゃっていいです」といわれたので、やりきるような気持ちで楽しく演じさせていただいております。あと、笑い方に特徴があるんです。「ひょひょひょ」っていう。そこは原作のまま、活かしつつ笑っているので楽しみにしてもらえるとうれしいです。
    • 日岡:月夜は唯一の中等部生で、しかも飛び級をしているので年齢的にはいちばん若いんです。見た目も「美少女」と呼ばれるくらい可愛らしいんですが、まとっている雰囲気は近寄り難い。そういう、口数も少なくクールなところが魅力なのかなと思います。でも、実は……みたいな感じで、今後ちょっと違う面も出てくると思うので、そこも注目していただきたいです。演じる際に気をつけているのは、淡々としゃべることですね。冷静に、あまり感情を出しすぎずにしゃべるところを気をつけています。それから、月夜はバトルのシーンで技を解説するセリフが多いので、ちょっとむずかしい言葉が多いんです。その意味を調べてみたり、噛まないようにするところをがんばっています(笑)。
    • 高田:輪ちゃんは本当に見た目通りというか、ビシバシと物事をはっきりいう、とってもクールでカッコいい感じの子です。でも、こと納村に関してはデレやすいというか、チョロいというか(笑)。そこのギャップを楽しんでもらいたいです。第1話は輪ちゃんのカッコいいところとチョロいところがギュッと凝縮されているかなと思うので、ぜひ注目してください。演じるにあたっては、納村に対する態度と、メアリや蕨さんに対したときの雰囲気は意識して変えています。演技するとき、常に納村を中心に作っているというか、いつも納村が視界にいる、近くにいるような感覚を持つように演じています。あと、ギャップは最後まで上手く表現したいですね。
    • 西田:さとりちゃんは、ビジュアルを見たときはすごく可愛らしい子だという印象だったんですけど、原作を読ませていただいたら何か異質な存在という感じで。目の焦点も合ってないし。その可愛らしさと、場にいるときの不気味さのギャップが魅力だなと思いました。戦いでも、ちょっと他のキャラとはアプローチの違う戦い方をするんですね。そこも魅力的です。お芝居するにあたって気をつけていることは、気持ち悪い……といったら語弊があるかもしれないですけど、何か耳障りがよくないとか、会話しているのにちょっと会話になっていないところを、不思議さとして表現したいなと思っています。本当に会話になっていない子にはならないように気をつけつつも、視聴者の方に「なんだろうこの子、フワフワまわりから浮いてて、気持ち悪いな」と感じ取ってもらいたいです。
    • 北原:メアリはフランス人の女の子で、常に片手に辞書を持っていて、興奮するとフランス語が出ちゃう。わりと物事を一生懸命考え過ぎちゃう子なのかな? というのが第一印象でした。一生懸命に考えてしまうあまり、納村との距離感が上手く掴めなくて、「大胆すぎない!?」と思うようなこともやってしまう。大胆な、セクシーなシーンが多くて、そこが魅力と思います。でもそういうシーンも、メアリにとっては別に普通というか、特に「私、セクシーにしてます」という感じではないんですよね。メアリにとっては特別なことではないと思うので、変に意識はせず、シーンの状況に引っ張られないようにして、素直な芝居ができたらと思っています。あと、ところどころでフランス語のセリフがあるので、フランス語のできる友達に教えてもらい、フランス語のわかる方が聴いても納得するくらいの発音を目指してがんばっております。
    • 畠中:納村不道はバカです。バカで、すごくプラス思考な人。普通の人だったらトラウマになるようなことを乗り越えて、自由を愛するようになったと思っています。壮絶なものを乗り越えて、それでも彼はもとからの彼のままでいられた。そこがすごい。そうした経験があって、マイナスなことも全部プラスに変えていこうとした結果、自由を渇望するようになったんじゃないかと思っています。バカだけど、ただのバカじゃないのか。いや、ただのバカだからこそ、すごいのか。そんなちょっと不思議なところが彼の魅力だと思います。

      高田:めっちゃ「バカって連呼してる(笑)。

      畠中:やっぱり、強く生きてきたバカだからさ(笑)。でも、だからこそ過去に閉じこもらず、前を向けたと思うんですよ。そんな身軽さを演じるために、俺も現場であまり悩みすぎないようにしています。まずは何も考えずに、思い切りマイクの前でやれることをやってみる。引っかかったら、相談する。とにかく悩みすぎない。そういう姿勢で臨むことが、役にも繋がって来るんじゃないかなと考えています。
    • 松井:魅力はやはり、自他共に認める『強さ』でしょうか。揺らがない強さを持っている斬々さんですが、納村君が絡むと心乱れるギャップもとても魅力的ですね。とにかく圧倒的な強さ故の余裕を心がけて演じさせていただいています。
  • ▼アフレコ現場の雰囲気はいかがですか?
    • 日岡:キャストの年齢が近い感じですよね。だから和気あいあいとしています。

      日高:結構セリフが難しくて、量も多いんですよね。カット数も多い。だからそれぞれ休憩時間に練習したり、台本を見たり、原作を読んだり、ずっとわちゃわちゃしているわけではなく……。

      日岡:締めるところはちゃんと締めている。

      日高:メリハリがある現場ですよね。あと、時間をかけてアフレコしています。作品を大事にしていますね。

      畠中:「創ってる」感ありますよね。作業じゃなくて、「創ってる。上手く演じられないところは、自分のときにはもちろん一生懸命考えるし、他の人がディレクションを受けているときでも、 聞きながら考えている。人のディレクションを聞いているとすごく面白いんですよ。自分じゃ体験していないことがこの物語にはいっぱい詰まっているので、そういう場面でどう反応するのかって、わからないじゃないですか。

      日高:たしかに。戦い方とかもちょっと特徴的だもんね。

      北原:普通だったら唸り声をあげるようなところも、戦いのプロだからそんな風に声を出さないとか、いろいろなディレクションがあって面白いんですよね。私も他の人へのディレクションをよく聞いています。

      松井:女の子ばかりの現場なので、華やかですね。それでいて作品に出てくる少し際どいドキッとするワードについてなど談笑しています(笑)作品としては戦いのシーンが多いのですが役者陣は笑顔の多い現場です。
  • ▼この作品、女子が男子を「矯正」する展開が登場しますが、みなさんは何か矯正したい・されたいものってありますか?
    • 高田:私、姿勢が悪くて……。猫背を直したいです。第1話を録っているとき、あまりに必死になりすぎて、マイク前でどんどん前のめりになっていたんですよ。そうしたら藤田咲さんに「いや、お前、姿勢悪いから!」ってすごい喝を入れていただいたんですよ。それからもいろんな先輩に「姿勢がアレだね」っていわれているから、本当に姿勢は矯正したいです!
    • 日岡:私は、睡眠を矯正したいです。仕事があるときはちゃんと起きるんですけど、お休みの日とか、たくさん寝ちゃうんですよ。起きるときもつらいし、 「気付いたら夜みたいな感じだと、「一日無駄にした~」と悲しくなっちゃうので、早寝早起きに生活習慣を矯正したいです。
    • 松井:出不精を矯正したいですね。一応いろいろなことに興味自体はあるのですが、出不精故にチャレンジすることはないんですよね。それをなんとか矯正できたらと(笑)
    • 畠中:……俺、すごい甘えちゃうんです。

      一同:(笑)

      日高:急にそんなこといわれてもねえ~(笑)。
    • ーー具体的にはどういうことですか?
    • 畠中:俺、返事をするときにすぐ「でも」って言っちゃうんです。あと「いやね?」とか。先輩によく「『はい』って言いなよ」っていわれるんです。それで、これは甘えてるなと……。

      高田:それは甘えるのが下手なんじゃない?

      畠中:「いや」「でも」のあとって、絶対に言い訳が来るじゃない? 言い訳をするということは、相手の言ったことを受け入れていないわけで、その時点でもう、自分のことをカバーしてる。自分を甘やかしているんですよ。

      北原:深い!

      畠中:これはマジで止めたいんですよね。
    • ーーではぜひこの現場で、みなさんの力を借りて「矯正」する方向で……。
    • 畠中:これからイエスマンになります。

      高田:それはちょっと違うような(笑)。
  • ▼では最後に、アニメのみどころとファンへのメッセージをお願いします。
    • 松井:武装少女マキャヴェリズムのアニメはカッコイイ戦いのシーンもあり、女の子の可愛らしさが詰まった面白いシーンも盛りだくさんですので、ぜひ楽しんで観てくださいね!天下五剣のみんなとはまた違う空気感の斬々にもどうぞご注目ください!
    • 日高:お芝居や表情がすごく原作に忠実なんです。ディレクションでも「原作のこの表情のまま演じてください」というのがあったりして、本当に原作を大事して作っています。ずっと応援してくださっていた方のイメージが崩れないといいなと願いながら収録している現場なので、原作ファンの方はぜひ、そんなところを楽しみにしてほしいです。
    • 日岡:やっぱりバトルシーンですね。原作の迫力のあるバトルシーンが、動いて、声がついて、効果音もついて、さらに迫力のあるものになっています。
    • 高田:原作で音になっていないようなものが、実際にアニメになったら、音や映像で表現されるのがいちばんの魅力かなと思っています。アクションがたくさんあるアニメに出させていただくのは実は初めてで、がむしゃらにディレクションを受けとめつつ、輪ちゃんを演じています。全部受けとめて、しっかり見ていただけたらうれしいです。
    • 北原:これだけ女の子がたくさんいても、本当にバトルが熱いアニメです。そして、みなさんが楽しみにしているであろう(笑)メアリの大胆なシーンも、ちゃんとギリギリまで大胆にアニメ化されています。そこも期待してください。
    • 西田:可愛い部分だったり、ちょっと色っぽい部分だったり、カッコいい部分だったり、本当にメリハリのついた作品になっています。楽しみにしてくださいね。
    • 畠中:原作に忠実にやることはもちろんですが、自分の中から、この作品に新しい何かを生み出せるか。そんなことをしっかり考えて、作品に向き合って行きたいと思っています。ぜひ見てください、よろしくお願いします!